レビュー|エルドラード 8年【甘さと爽やかさが両方あってコスパも高め】


バーテンダー/ブロガーのいのかず(@InoKazuBlog)です。
今回の記事では、ガイアナ産のダークラム「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」についてレビュー・評価をしていきます。
ラムを買うときになるべく失敗したくない!という人は、ぜひ最後までご覧ください。
※このレビュー・評価は2025/7/17時点のものです。


- 何かで割ったりカクテルに使うなら高コスパ
- ライトな飲み口で甘さもあって誰でも飲みやすい
- 日常的にラムを飲む人には最適
- ある程度の若さは感じるため、ダークラムに熟成感を求める人には不向き


エルドラード 8年(エルドラド 8年)とは


生産国
ガイアナ
内容量 / 度数
700mL / 40%
分類
ダークラム
「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」は、ガイアナ共和国にあるデメララ・ディスティラーズ・リミテッド社が運営する、ダイアモンド蒸溜所で造られるラムです。
オーク樽で8年間以上熟成された、ライトからミディアムタイプの原酒をブレンドして造られます。
歴史ある「デメララ・ラム」の1つで、土っぽさやウッディさ、ほのかにスモーキーな味わい(ウイスキーのピートとは違う)が特徴です。
蒸溜には、世界に残る最後の2基の木製ポットスチル(ダブルウッドポットスチル)や、世界で唯一の木製カフェスチルなど、珍しい蒸溜器が使用され、他のラムにはない味わいを生み出しています。



デメララ・ラムには根強いファンがいますね。
エルドラード 8年(エルドラド 8年)の評価・レビュー


バーテンダーである筆者が「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」を実際に飲んだときの評価・レビューをします。



どんな味わいか・どんな飲み方がおすすめなのか・どんな人におすすめなのかを詳しくご紹介!
テイスティングレビュー
※数値が高い=良いラムではありません
香り
ほんのりアルコール感はあるが、気にならない程度。
キャラメル、ドライフルーツ、ハーブ、タバコ葉、紅茶。
味わい
ボディはやや軽め。
バニラ、キャラメル、バナナ、ナッツ、スパイス、タバコ葉、ほのかにビター。
余韻
ややドライめで、あたたかみのあるスパイシーさとほのかなビターさで締まる。
「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」は、突出した個性はないもののバランスが良く、誰にでも気軽においしく飲める味わいでした。
8年熟成として考えれば甘さがしっかりとあり、荒さもそこまで感じません。
若々しさはありますが、決してネガティブではなく、熟成感と爽やかさの両方を持ち合わせています。



ダークラム初心者にもピッタリ!
飲み方別の評価
自分がいつもしている飲み方や、試したい飲み方に合うラムなのか、ぜひ参考にしてみてください。
ストレート
8年ではまだまだ若さは感じるものの、価格的に考えるとそこまで悪くない。ライトな飲み口で誰でも飲みやすいが、満足感はそこまでない。
ロック
スパイシーさが強くなり、甘さはやや控えめになる。もとのボディがそこまで厚くないので、ペラくなる。
ソーダ割り
ダークラムの甘やかな香りとコクはありつつも、爽やかな味わい・口当たりに仕上がる。
カクテル
甘さは控えめだが、馴染みは良い。ベースの風味は感じるが、主張はあまりなく、ロングもショートも汎用性がある印象。
ロックのみ評価は低めでしたが、ほとんどの飲み方で楽しめます。
特にカクテルやソーダ割りにはよく合っていて、「安物のダークラムでは満足できないけど、そこまで値段も気にしたくない」という人にはピッタリではないでしょうか。
総合評価
「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」は、コスパの良さや使い勝手の良さ、ストレートでも比較的飲みやすい点で、かなり高評価となりました。
日常的に飲むダークラムとして考えると、ポテンシャルは非常に高いでしょう。
4,000円台と低価格とまではいきませんが、味わいを考えたら価格は妥当です。



ナチュラルな味わいが楽しめるので、ダークラムの良さを感じるきっかけとなる1本になりそうです!
エルドラード 8年(エルドラド 8年)の評価まとめ
今回は、ガイアナ産のダークラム「エルドラード 8年(エルドラド 8年)」についてご紹介しました。
- デメララ・ラムを造る唯一の蒸溜所が手掛けるダークラム
- 甘さもあるが爽やかさもあり、飲み方の汎用性も高い
- コスパが良く、日常的に飲むダークラムとしては高評価
個人的に、このラムを飲んであまりネガティブな感想を持つ人はいないのではないかと思うほど、質は高めです。
評価は何を主眼に置くかによって多少は変わるでしょうが、総合力は間違いなくあります。
気になった人は、ぜひこれを機に飲んでみてはいかがでしょうか。


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